社長メッセージ
子どもの頃から手品が好きで、大学時代は奇術研究部に所属。
先輩方の厳しい指導のもと、勉学もそこそこに、部活動に明け暮れる4年間を過ごしました。
就職活動でも、スーツのポケットにトランプを仕込み、面接官の前で披露。
就職した後も、得意先の夏祭りなどに呼ばれて披露することもよくありました。
手品を通して学んだのは、どんなことに対しても決して妥協をしないということ。
私は、小さい頃から手品をやっていたこともあって、
ほんの少し人より上手だったものですから、たとえば、みんなと同じことができても、
「もっとできるはずなのに、みんなと同じレベルで合格点をもらって満足できるのか?」
とよく問いかけられました。
その言葉の裏側にある本当の意味に気づいたのは、仕事をはじめてからでした。
「言われたことだけをやって給料をもらって、それで満足なのか?」と思うようになったのです。
仕事では、現状に満足せず、常に「あともう一歩」と先をめざすことが大切で、
その姿勢こそが自分を成長させてくれるものだと身をもって理解したのでしょう。
キンキ道路は今、発注先から依頼を受ける請負契約を中心に安定した事業を展開しています。
そこに、現場で培った技術を生かして、補修のやり方や計画をこちらから提案できるようになれば、
業務の幅は大きく広がり、発注先へのさらなる貢献にもつながります。
そうした未来のためにも、常に「あともう一歩」と粘り強く前に進み続けられる若い力を、
私たちは求めています。
それだけの可能性のある人たちがいるのです。
私が掲げたキンキ道路のビジョンは、
社員数100人、売上高100億円、そして100年以上続く企業になることです。
確かにハードルが高い目標でしょう。
しかし、本気で考えてみると無謀な目標ではありません。
いまの調子で社員たちが成長していき、
そのうちの誰かがキンキ道路のグループ企業を立ち上げて社長になる。
その社長を5人育てれば、いいだけです。
大切なのは最初からあきらめないこと。
失敗を繰り返しながらも、絶対にあきらめずにがんばる若い社員たちの姿を日々見ていると、
私は大きな夢を描かずにはいられません。
高い目標でさえ、実現できる可能性をおのずと感じてしまうのです。
職場は、仕事を学ぶ場であり、自分の可能性を広げる場。
ですから、この場所を大いに活用し、挑戦する熱意を燃やしてください。
そして、その中で、人を思いやる心や感謝の気持ちも育ててほしいと願っています。
私たちは、縁あって入社してくれたみなさんとしっかり向き合い、
すべてにおいて責任を持ってサポートしていくことをここでお約束します。
私たちの仕事は、道に関わること。
人々の安全な暮らしを支える誇りある仕事です。
この道はたとえ果てしなくとも究めていきます。
地道でもいい。後世に残るような仕事ぶりで足跡を残していき、未来への新たな道を作っていく。
そんなキンキ道路の思いに共感し、
私たちの仲間になっていただける人との出会いを心待ちにしています。