KINKI-ROAD
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思い出のプロジェクトを語ろう

2020年のビッグプロジェクト「阪神高速1号環状線リニューアル工事」。
このプロジェクトを最前線で動かした3名のベテラン社員に、
当時の様子や思いを振り返ってもらいました。

  • 橋本新規事業開発部 部長代理
    1996年 中途入社

    1年の予定で入社し、今年で勤続25年!「よく働いてよく遊ぶ」がモットー。

  • 松本営業部 部長代理
    2009年 中途入社

    自社の魅力は成長・変化・共育があること。「100年100億100人企業を本気でめざす」。

  • 福本工事部 工事一課 課長代理
    2005年 中途入社

    常に心がけているのは、「現場に携わる全員がケガをせず、無事に家に帰ること」。

阪神高速を一部終日通行止めで挑んだ
17日間集中工事の舞台裏。

Question. 01
阪神高速1号環状線リニューアル工事を振り返る。

我々3人が関わった大きなプロジェクトといえば、やはり2020年の阪神高速1号環状線リニューアル工事ですね。

そうですね。阪神高速の環状線の一部区間を終日通行止めにして行った17日間の集中工事で、期間中に102レーンの伸縮継手を施工しました。

今回の工事は発注者(阪神高速)から直接請け負った元請工事で、監理技術者を配置する必要があったよね。
だから、今回は私が監理技術者として、工程の作成から工程管理、品質管理、現場作業員の指導監督も含む技術的な管理全般を担ってました。

私は資材班としてこの工事に参加しました。具体的な業務としては、材料調達や仕分け、規制線を張るといった作業場所の確保などでしょうか。あと、作業員さんは作業中、高速道路から下りてはいけないという決まりがあるので、作業員用のトイレカーの設置・回収も重要な役割でした。

私は、阪神高速の本線の下でコンクリートやアスファルトの破片が落ちていないか、火を使う工程のときに下で火花が散ってないかなどを監視したり、工事期間中の地元の方々への対応を担当する路下(ろか)班として従事していました。

異なる部署でも一つになれる。
それがキンキ道路の一番の強さ

Question. 02
立場によって異なる苦労と喜びについて

私は資材班ですから、朝、作業員さんより先に現場に入って資材やトイレを設置して、作業が終わった後に回収するという裏方的苦労はあったのですが、それは資材班なら当たり前のこと。
さほど大変ではありません。でも、お二人は大変なことも多かったですよね?

毎日100人近い作業員さんが動くので、全体の管理という面ではなかなか大変だったね。
急な変更があったときの情報伝達なんかも、作業員の皆さんは常にメールを見ているわけじゃないから、ひたすら自転車で走って口頭で伝えるという(笑)

そうでしたね(笑)

昼夜通しての作業で体力的に厳しいっていうのも個人的にはあったかな(笑)。
あと、これはどの工事にも言えることだけど、工事っていろんな原因で遅れる場合があって、それをどこで取り返すのか、工事を進めながら考えなければならないのはやっぱり難しいなぁ。

工事の終わりは絶対に変えられないわけですからね。

そう。ただ、今回に関しては、現場にブリッジを用意して車がいつでも通れるようにしたり、天候に恵まれたこともあって終始順調で、そこまでトラブルらしいトラブルはなかったけど、路下班はどう?

路下班として対応しなければならないトラブルは多少はありましたが、大事には至らなかったです。
路下班は、各部署から集めた10名ほどのメンバーで担当していて、日中を中心にそれぞれのポジションに配置するんですが、大変なことといえば、ただただ何もない時間を過ごさなければならないということですね。

私も路下の経験はあるけど、大変よなぁ。

上(現場)にいれば工事が進んでいる様子を目にして達成感を感じたりもできるんですけど、路下は何もないことがいいことですから。
配置場所では終日一人ですし、慣れない人にとっては長いんですよ、時間が。

慣れていないメンバーへのフォローもされていましたよね。

全員で同じ地図を持って連帯感を高めたり、途中で様子を確認する電話をかけたりといったことはしていましたね。

そうした細やかなフォローのおかげで、メンバー間の連携もスムーズにでき、無事完了できたわけです。
どうしても本線の工事ばかりが目立ってしまうんですが、福本さんにしても、朝一番に来て一番遅くまで現場にいるわけやから、それ相応の苦労があったはずで、そうした支えがあって成り立つものなんだと改めて感じました。

ありがとうございます。今回は資材班としてトイレ掃除の徹底も心がけていたので、作業員さんに「いつもよりトイレがキレイだった」と言ってもらえてうれしかったですね。
気持ちよく仕事ができる環境づくりに貢献できたということですから。

それぞれの持ち場でどんな苦労があったとしても、工事後のキレイになった道を走ればジョイント部分の音も静かだし、自分たちの努力の成果がよくわかる。そこで報われますよね。

そうですね。達成感も感じます。

また次の現場もがんばっていきましょう。改めて皆さんおつかれさまでした。

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